2017/03/13

産婦人科

子宮内膜症

子宮内膜症は、月経痛を主な症状とする病気です。

超音波検査やMRIなど画像検査、内診所見、血液検査(腫瘍マーカー)を組み合わせて、子宮内膜症の可能性が無いかを推測していきます。
確定診断は腹腔鏡検査などにより、病変を生検する事で行われますが、全ての患者さんに必ず行う訳ではありません。

治療は薬物療法を行いますが、場合によっては手術療法が必要な事があります。

薬物療法には鎮痛剤、低用量ピル、黄体ホルモン(ジェノゲスト)、子宮内薬物放出システムなどがあります。手術療法は年齢に応じて、様々な術式が選択されます。

子宮内膜症は月経痛以外にも、性交時痛、不妊症の原因にもなり、女性のQOL(生活の質)を著しく低下させる事があります。

早期の治療開始が病変の進展を防ぎます。月経痛が気になられる方は子宮内膜症の可能性がありますので、早めの受診をお勧めします。田中病院 産婦人科にご相談ください。