2017/01/31
消化器疾患
大腸がん
日本において、大腸がん罹患者数は増加しています。
国立がん研究センターの発表では、2015年には13万5800人の方が新たに大腸がんと診断されると予測されています。
これは、各がん種の中で最多であり、次に肺がん・胃がんと続きます。
一次予防
日本においての大腸がん罹患数の増加は、生活習慣の変化とも関連があるとされています。これらを改善させて、大腸がんになる事を回避することを、一次予防といいます。その他の生活習慣病の改善にもつながりますので、大変重要になります。
発症リスクを増やすもの 肉、アルコール、喫煙、肥満
減らすもの 野菜、果物、牛乳、カルシウム、運動
二次予防
検診などにより早期発見し、適切に治療を行う事を、二次予防といいます。
大腸がんは早期がんの段階で発見できれば、他がん腫に比べ、予後は比較的良好な疾患です。早期がんの段階で、検診などを受ける事が重要となります。
検診では、便潜血反応を行うこととなります。これで、潜血反応が出た場合には、大腸内視鏡検査を行う事となります。
大腸内視鏡検査では、大腸がんが発見できるのみならず、将来的に癌化する可能性のあるポリープや、大腸がんであっても深達度の浅い早期大腸がんの、診断・治療を同時に行う事が出来ます。
田中病院 内科では、経験豊富な消化器内視鏡専門医が、大腸内視鏡検査を行なっています。
また、鎮静下内視鏡検査(静脈麻酔を使用)も積極的に行なっています。
機会があれば、ぜひ大腸内視鏡検査を受けましょう。