大腸CT検査(大腸3DCT)について

大腸がんの特徴

  • 日本での各部位別がん死亡率は女性が1位、男性が3位
  • 年間約10万人が罹患、うち4万人が死亡している
  • 早期発見の場合は完治しやすい
  • 早期の段階では症状を自覚できない

大腸がんは、早期発見が非常に重要な病気となっております。

早期発見の為に、40歳以上の方は定期的な健診をお勧めします。

検診(自費)はネット申し込みが可能です。

インターネット予約フォーム

大腸CT検査とは

大腸CT検査とは、内視鏡を使わない新しい大腸検査です。

内視鏡検査と比較して苦痛が少ないと言われ、短時間で検査することが可能です。

メリット

  • 短時間(約10分程度)で検査が終了します
  • 体外からの撮影となりますので苦痛が少ないです
  • 大腸内視鏡の挿入が困難な方でも検査が容易です
  • ※他の大腸検査で問題となる、合併症のリスクが極めて低いです
    (※0ではありません。穿孔のリスクは文献的には0.059%との報告があります。)
  • 3次元的に観察できるため、大腸全体像や病変の形状を正確に把握可能です
  • 腹部を撮影するため大腸以外の臓器情報の把握も可能です

デメリット

  • 体外からの撮影となりますので、病変の色や固さの情報が得られません
  • 組織の採取ができないため、異常が検出された場合は再度大腸内視鏡を受ける必要があります
  • CT撮影に伴い最低限で安全な範囲の医療被ばくがあります。
    その為、妊娠の可能性がある方は検査を受けることができません。
    ただし、注腸X線検査に比べると少なく、大腸がんを見つけるメリットに比べると問題は少ないとされます。
  • 平坦な病変や5mm以下のポリープ様病変の抽出精度は大腸内視鏡に比べて劣ります

大腸CT検査の流れ

前処置

検査前々日の眠前に軽い下剤、検査前日の朝食から検査食を食べて頂き、

3食後ごとに少量の造影剤(大腸CT用経口造影剤)を飲んでいただきます。

検査前日の夜に下剤(マグコロールP)を服用していただきます。

検査当日に下剤を飲む必要はありません。

検査

まず、鎮痙剤(ブスコパン)を筋注します。

CTの寝台に横になり、肛門から直径約1cmのチューブを10cmほど入れ炭酸ガスを注入していきます。

圧が一定になるように注入され、設定されている圧を超えません。1.5~3リットル入ります。

より正確な診断をするために、仰臥位と腹臥位の2体位で撮影をします。

入室から退室まで15分程度です。

大腸の炭酸ガスは空気の130~150倍体内への吸収が早いといわれており、10分程度でお腹は楽になります。

ご利用案内

検査のできない方

  • CTの撮影ができない方
  • 妊娠中の方
  • ある特定のペースメーカーが腹壁に装着されている方
  • 前処置ができない方
  • 腸閉塞が疑われる方
  • 腎機能が極めて悪い方
  • 大腸ポリープ切除直後(1週間以内)、腸管の手術直後の場合
  • 硫酸バリウム過敏症の方は硫酸バリウムなしで検査します

検査料金に関して

検査料金は3万円(税別)です。検査料金には検査前日の検査食と下剤の料金も含まれています。

便潜血反応陽性など他の検査で大腸悪性腫瘍が疑われる場合には保険診療で行うことが可能です。

予約の有無に関して

必ず予約が必要です。電話、FAX、インターネットでの予約が可能です。

保険診療の場合は、紹介してくださる先生から地域医療連携センターへ

電話、ファックスでお申し込みください。保険診療の場合は紹介状が必要です。

下剤に関して

大腸カメラと異なり、便を完全に出す必要性はありませんので、多量の下剤を飲む必要はありません。

検査前に飲んでいただく造影剤(大腸CT用経口造影剤)は、便とよく混じる性質があるため、便とポリープの識別が可能となります。

ただし、検査までの間に1回も便が出なかった場合には、医師にお知らせください。

検査食に関して

主には、検査が順調に進むよう検査食を食べていただきますが、何かの問題があり、検査食をどうしても食べられない場合は、消化の良い食材を食べるようにして下さい。

この場合でも造影剤は指示されたようにお飲みください。

検査方法に関して

炭酸ガスを注入するために、お尻から細いチューブを10cmほど入れる必要があります。

ゼリーを十分につけますので安全に検査をすることが可能です。

ただし、直腸脱や重度の内痔核をお持ちの場合は検査が難しくなります。

検査時間に関して

CT室に入ってから退室するまで15分程度です。

検査後の体調に関して

炭酸ガスを注入されることによる腹満感は、一般的に、検査が終了してから数分でなくなります。

食事に関しては、お腹の張りが取れましたら、食事をされても構いません。

検査後に疲労感が残ることもありませんので、そのまま外出していただけます。

検査結果に関して

検診の場合は、約1週間で検査結果報告書をお届けします。

報告書がお手元に届き次第、検査結果報告書をよく読んでください。

さらなる検査や治療が必要とされた場合は、検査結果報告書をお持ちのうえ、当院などの医療機関を受診してください。

開業医さんから紹介の場合は、開業医さんへ報告書を届けます。

比較的大きな病変は検査中に判る場合があります。

この場合は、検査直後に説明させていただき、当日の内視鏡検査・組織検査を提案させていただく場合があります。